男山株式会社の歴史は古く、1887（明治20）年に創業されましたが、そのルーツはさらに遡り1661（寛文元）年頃に誕生しています。男山の銘酒は、江戸幕府の官用酒として愛飲され、歌舞伎や浮世絵などに登場するほどの人気を誇っています。

中でも『男山　純米大吟醸』は、1977年に日本酒で世界初となるモンドセレクション金賞を受賞し、以来40年以上にわたり受賞を続けています。日本のみならず、1984年にはアメリカへ本格的な輸出を開始し、現在は20カ国以上に輸出範囲を広げ、世界にも多くのファンを獲得しています。

酒蔵に併設されている『男山酒造り資料館』では、江戸時代の貴重な資料や文献などが数多く展示されています。１階の売店コーナーは、限定商品や試飲を楽しむことができます。飲み比べをして、お気に入りの銘酒を厳選していただけます。２階と３階には、酒蔵の中では珍しくガラス窓を設置したことで、酒蔵内部の様子を一般客に公開することを実現しており、仕込みの時期には酒造りの様子も一部ご覧いただけます。

他にも、毎年2月に行われる一大イベント『酒蔵開放』や、男山自然公園も見どころです。